調整?調製?無調整豆乳は「調整」、調製豆乳は「調製」と書くのはなんで?
無調整豆乳は「調整」、調製豆乳は「調製」と書きます。
同じ「ちょうせい」ですが、漢字が違うんですね。
毎日豆乳を買って飲んでいますが、
記事を書くまで漢字が違うことに気づかなかった…。
無調整豆乳と調製豆乳の「ちょうせい」の漢字が異なる理由を考えてみました。
無調整豆乳は「調整」
無調整豆乳を一言で説明すると、
砂糖などの添加物が入ってなく、
無調整豆乳についての詳細は下記記事も合わせてお読みください。
無調整豆乳のちょうせいには「調整」が使われています。
そこで「調整」の意味を調べてみました。
ネットで調べてもよいのですが、正確に知るには大御所の広辞苑!
ネットの広辞苑HPで調整について調べてみました。
広辞苑によると
ちょう‐せい【調整】
調子をととのえ過不足をなくし、程よくすること。
「意見の―をはかる」「音量を―する」
とのこと。
調整とは、「ととのえること」が本来の意味のようです。
ここで、
否定形です。
よって、
「調子をととのえてないから過不足もあるし、
という意味になります。
つまり、
この豆乳は大豆本来の味そのままで勝負してますよ!!
という意味になります。
無調整豆乳を表すにはぴったりの漢字ですね。
調製豆乳は「調製」
次に調製豆乳です。
調製豆乳とは、無調整豆乳に少量の砂糖や塩、
大豆の味が苦手な人でも飲みやすいように味付けされています。
調製豆乳についての詳細は下記記事も合わせてお読みください。
調製豆乳のちょうせいには「調製」が使われています。
「調整」と同様に「調製」についても調べてみました。
同じく広辞苑によると
ちょう‐せい【調製】
① 注文に合わせてこしらえること。
②〔法〕帳簿・台帳などを作成すること。
とのことです。
調整と似た意味となっていますが、
調整が「ととのえること」を意味していたのに対し、調製は「
ちなみに「作る」を広辞苑で調べると
材料にあれこれ手を加えて目的の物をこしらえ出す。
という意味がありました。
調製豆乳に当てはめると、
材料(無調整豆乳)にあれこれ手を(
となります。
このため、「調製」が使われています。
こちらもまた調製豆乳を表すにはぴったりの漢字です。
まとめ
無調整豆乳と調製豆乳に使われている「調整」、「調製」
無調整は「味をととのえていない」
調製は「手を加えてこしらえる」
といった意味があることがわかりました。
この意味を知っていれば、
「あれ、むちょうせい豆乳のちょうせいはどういう漢字だっけ?」
と悩まなくなりそうです。
(とはいえ打ち間違いもありそうなので、